生命保険相談センター

コラム回心転意

筆者:山田 勝徳

2022年12月:保険料だけじゃない!?保障内容で見る医療保険見直し「4つのポイント」

NPO法人 生命保険相談センター
理事長
コンサルタント

山田 勝徳 (やまだ かつのり) 日本FP協会認定ファイナンシャル・プランナー
日本モーゲージプランナーズ協会モーゲージプランナー(住宅ローン)

 

もうすぐ年末年始ですね。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

年末の忙しい時期を過ぎればお正月。私共へ相談に来られる方の動向を見ると、時間に余裕がある時にご自身が加入している保険の内容を確認し、見直し検討される方は多いようです。

 

今回は当センターでも多くのご相談をいただいている医療保険の見直しについて、保障内容から見たポイントを4つご紹介します。

 

①入院保障

②手術保障

③特約

④付帯サービス

 

この4つは見直しに限らず、新たに加入する際の選び方のポイントでもあるのでぜひ参考にしてみて下さい。

 

ポイントその1 入院保障

 

入院保障は医療保険の主体となっている保障ですが、近年では入院日数の短期化が叫ばれており、見直しが推奨されるポイントです。注目すべき保障内容を確認しましょう。

 

①入院給付金日額

入院1日につき受け取れる金額を指し、5,000~10,000円程度で設定されている方が多いですね。

金額を決める際に注意したいのは、多くの商品で手術保障の金額と連動していることです。(手術保障については後述)

手術保障は厚くするのであれば、それに応じた金額で加入する必要があります。

 

②給付日数

①を受け取れる日数のことです。30日型~360日型といったタイプがあります。

厚生労働省の「患者調査」(令和2年)によれば、平均入院日数は総数で32.3日。(リンク:厚生労働省HP 令和2年(2020)患者調査の概況

一見すると長期型にするメリットは無いように思えます。

ところが傷病別の平均日数では脳血管疾患や認知症、精神系疾患による入院日数が32.3日を大きく上回っているため短期型にすべきと一概には言えません。

全ての入院で長期の保障は要らない!という方には、長引きやすい特定の病気に限定して入院給付日数が延長される商品もあります。

 

③短期入院免責

古いタイプの医療保険では入院給付金の対象にならない期間が免責として設定されているものがあります。

免責が付いていると「入院5日目から保障」というように保険証券等に記載され、免責期間中は支払い対象外となってしまいます。

現在の医療保険単体に免責が付いていることはほぼありません。日帰り入院からの保障が基本。したがって免責付き契約は見直した方が良いのですが、加入年齢より保険料が大幅に上がったり、健康状態により見直しが難しかったりするケースもあるでしょう。

場合によっては旧契約を残しつつ、免責部分の穴を埋めるための追加加入も選択肢になります。

 

ポイントその2 手術保障

 

入院保障と同様、手術保障は医療保険の基本保障です。以下の2点で見直す余地があるかもしれません。

 

①対象となる手術

商品により「約款所定の手術」か、「健康保険適用となる手術」のいずれかが決まっています。前者の方が給付対象の手術数が少ないため、見直しのポイントに。

ただし前者の契約であっても特約により健康保険適用となる手術も追加対象とするように補完されている場合もあります。

その契約全体でどのような保障になっているのか、一度確認してみましょう。

 

②給付倍率

手術給付金額は入院給付金額に対する倍率(5倍から40倍~)により決められています。

手術の種類や入院を伴うかどうかにより異なり、身体負担が大きい手術(例えば開頭、開腹手術等)は高めに設定している商品もあります。

給付倍率は保険会社間で幅があり、必要ないと思えばあえて倍率の低いものを選ぶことも可能です。

希望する保障額がどのくらいかを検討したうえで複数の商品を見比べてみると良いかもしれませんね。

 

ポイントその3 特約

 

医療保険には様々な特約を付けられるのが一般的。日々進化し新しいものも出てきています。

必要な(不要な)特約がある、または付いている特約の内容が古くなっていることがあれば見直しを検討できます。

 

 

入院・手術保障のような主契約(契約の大元となっている部分)と異なり、欲しい特約のみ追加すること(中途付加)や不要な特約だけ外すこと(特約解約)が行えるのもポイントです。(例外もあり)

主契約に不満がなければ特約だけを効率よく見直しましょう。

 

ポイントその4付帯サービス

 

多くの保険には加入者が利用できるサービスが付帯されています。

皆さまは加入中の保険にどのような付帯サービスがあるか、把握されていますか?

 

 

付帯サービスの内容のみで見直しをするケースはほとんどないかもしれませんが、逆に保障内容や保険料にほぼ違いがみられない商品を選ぶ際、決め手になることは有り得ますのでポイントとして挙げました。

付帯サービスは医療保険に限らず多くの保険商品に付いており、その内容も提供する保険会社等によっても様々です。

いざという時に使えるように、加入中の保険にどういった付帯サービスがあるのか、見直すかどうかにかかわらず一度確認しておくとよいでしょう。

 

まとめ

 

今回は医療保険の保障内容における見直しのポイントをご紹介しました。

保険選びではまず保険料に目が行きがちですが、保障内容にも注目すべき点が多いことがお分かりいただけたと思います。

人それぞれ保障内容のなにが重要と思うかは異なります。

ご自身が“特に重視するポイントを基準に保険を選ぶ”のがベストです。

 

・自分にとって本当に必要な保障を知りたい

・自分が重視する保障が厚い保険を探してほしい

 

このような方がいらっしゃればお手伝いさせていただきますので、お気軽にご相談下さい。

NPO法人 生命保険相談センター
理事長
コンサルタント

山田 勝徳 (やまだ かつのり) 日本FP協会認定ファイナンシャル・プランナー
日本モーゲージプランナーズ協会モーゲージプランナー(住宅ローン)
■筆者からひとこと

当センターでは保険会社・保険代理店・保険ショップなどで受けた保険の提案に関するご相談も承っております。提案内容に疑問や不安のある方は、お気軽にご相談ください。
無料相談会でもご相談を承っております。

■山田 勝徳のプロフィールを見る

■バックナンバーを見る